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旅の知識

冒険者の扱い
  ノエグヌドを除く国において、農業や商業と言った産業を営むこと無く、剣を下げてうろついている……こう言った存在を街中で見かければ、よく知られた内部の者で無い限りは、街の人は警戒することになる。このため、街の入口を見張っている衛兵が中に入れてくれなかったり、街の中にいる間はマークされ続けると言ったことが多い。

冒険者ギルド
  冒険者ギルドは冒険者の管理・統括を行う機関であり、ノエグヌド王国に存在する。
  冒険者ギルドに所属する冒険者は、ノエグヌド王国の国民として扱われ、街に入る際に衛兵に提示する許可証が発行される。しかし、冒険者であれば誰でも所属できる訳ではない。ノエグヌドの冒険者ギルドは迷宮の調査や密林・遺跡・洞窟での資源調達を目的としているため、それらの場所を冒険せずに各地を放浪するだけの冒険者や、調査や資源調達ができる程の力量のない冒険者を所属させないように、冒険者ギルドの目的達成に協力する誓約書の記入と冒険者の身体能力・知識・判断力を試す試験を課す。

道具の持ち運び等について
 野営の際に使用するテント、更にその際に発火の為の道具、暗い場所に足を踏み入れる際に使用する光源、場所を把握する為の地図の他、野獣や略奪集団等に狙われた時に対抗する為の武器防具等、旅をする際に必要になる物は多い。そこで、多くの道具を持ち運ぶ為に重宝する「空間倉庫」と「鍵」について述べる。

空間倉庫
  世界とは別に、常に拡大し続けている空間が存在し、その空間を「空間倉庫」と呼ぶ。空間倉庫は幾つもの空間に分けられており、それらを空間倉庫における「部屋」とする。部屋の中に存在出来る物の数は1つである。ただし、複数の物が入っている箱等を1つの部屋に入れる事は可能である。部屋にはそれぞれ対応した「鍵」が存在し、鍵によって物を出し入れする事が出来る。また、空間倉庫の拡張と供に空間に存在する部屋の数も増える為、鍵も常に増え続けている。
  何も入っていない状態の部屋に対応した鍵先を物に接触させる事により、接触させた物を部屋に送り込む事が出来る 。これは、人が着ている鎧や服等にも言える事であり、鍵1つで着ている物を直ちに脱ぐ事が出来る。ただし、人やその他の生物の体に鍵先を接触させても空間倉庫に送り込まれる事はない。空間倉庫の部屋から物を取り出す時は、その部屋に対応した鍵を(通常の鍵を鍵穴に差し込んだ時のように)回転させると良い。この鍵による物の取り出しには「放出式」と「装着式」の2つの方式がある。放出式は鍵を回した時に部屋に有った物が直ちにその場に出てくる。装着式は、鍵を回して取り出した物が、鍵の持ち主が着る事の出来る鎧や服であればその場で直ちに装着する事が出来る。寸法等の関係で着る事が出来ない場合は放出式と同様の取り出し方となる。


移動手段

馬車
 馬の後ろに車を付け、引かせる乗り物。街中を移動するものもあれば、都市間を移動するものもある。
  屋根付きのものであれば、多少の雨等も防ぐ事が出来るため、乗り物の中では快適な方であり、万が一の時はとっさに馬車から降りる事も出来る。


 水上の移動手段。定員は、船のサイズによって違う。移動速度は遅い為、湖など短距離の移動は兎も角、海上で万が一の事があると、逃げ場が無く、安全性は保障されない。多めの旅客や貨物を海の向こうへ輸送する為の手段である。

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